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高い離職率を示す年齢層というのは、実は2つあります。
それは、定年以降の高齢者と若年層です。


中高齢者の離職を左右する制度の一つとして
「早期退職制度」があります。


大部分の日本企業は、定年年齢を60～65歳の間で設けていますが
その定年年齢前に会社を辞めるように従業員を促す仕組みが
早期退職制度なのです。


企業が早期退職制度を設ける理由は2つあります。
1つは、雇用調整の手段として。もう一つは従業員のキャリア形成を促すためです。


日本では、人口の高齢化が進展していますが
それに伴って人々の職業生涯も長期化しています。


そこで、従業員のなかでも特に中高齢者が定年前に
セカンドキャリアへと移行しやすいように企業が支援する
そのような仕組みを整えているわけです。


具体的には、セカンドキャリア・カウンセラーと相談して
今後のキャリアを考えたり、転職先を探したり、独立開業の準備をしたりと
企業がある程度の支援をする制度となっています。


この制度によって、中高齢従業員が
新たなキャリアを見出すことが可能となり
日本の産業全体の活性化にもつながる観点となっています。

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